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幅広い知識と経験が求められる救急ナースについてまとめています

救急ナースの活躍場所、フライトナースとは?

救急ナースは、救急外来や救急センターなど、救急対応している医療機関が主な活躍場所です。そのほか、救急ナースとして活躍できる場所に、ドクターヘリが挙げられます。

ドクターヘリに乗る看護師をフライトナースと言い、最善の救急救命を行います。医師や救急隊員と連携を取り、必要な処置を患者さんに施し搬送するのがフライトナースの役割です。

フライト日は事前にシフトで決まっており、普段は救急ナースとして救命救急センターに所属し、出動要請に応じてドクターヘリに乗り込みます。ドクターヘリの出動要請があるまでは、所属する医療機関で救急ナースとして勤務します。

フライト担当日で出動要請があれば、現在行っている医療機関での仕事を直ぐに中止してヘリポートへ急行します。ドクターヘリの出動要請から離陸までにかかる時間は平均3分位です。

離陸後のフライトナースは、患者さんの情報収集と医療器具の準備、医師のサポート、薬剤の投与、血管確保、看護記録の記載などを行います。1分経つにつれ7~10%救命率が下がるといわれており、迅速かつ適切な処置が求められるのがフライトナースの特徴です。

フライトナースになるためには、看護師経験を5年以上有していることと、救急ナースの経験が3年以上有している必要があります。さらに、救命救急に関する資格を取得していること、第3級陸上特殊無線技士資格取得者であること、日本航空医療学会が開催する講習会を受講していることが求められます。